オイル交換
Oil Change
エンジンは心臓、オイルは血液
交換しないと大変なことに!
エンジンオイルの交換をせずに走行を続けると、間違いなくエンジンにダメージを与えます。劣化したエンジンオイルでは本来の役目を果たせません。
清浄や密封などの役割が果たせなくなり燃費が著しく低下します。さらに劣化が進むとオイルの粘度が失われ摩擦によってエンジンの主要部にダメージを与えてしまいます。劣化が最終段階になると、エンジンオイルの漏れやエンジン内部の部品に深刻な問題が発生し、最終的にはエンジンが止まってしまいます。最悪、修理不能となりエンジンを載せ換え(新品の場合50万円〜100万円以上)に至るケースもあります。
オイル交換のタイミングは?
たとえ新車だったとしても、走行距離3,000km毎(一般的な利用では3ヶ月程度)が理想の交換時期です。遅くとも前回交換時から5,000km以内に交換する必要があります。
距離ではなく定期期間を目安に交換する方もいらっしゃいますが、できれば走行距離もしっかりチェックしていただきたいものです。
どんなオイルを選べば良い?
本来、そのクルマに最適なオイルが使用されています。通常の使用なら、同等スペックのエンジンオイルを選べば問題はありません。新車から導入し、ディーラーでしか交換したことがない場合は純正オイルを継承すれば良いでしょう。しかし、純正オイルにはデメリットもあります。それは「あくまで一般的な使用状況」を基準としているからです。充填(密封)されたオイルにとって、極端な温度差は品質の低下を招くことになります。雪国では特に注意が必要で、メーカー純正街の高品質で差温による変質変性の少ないものをチョイスすることも検討すべきです。
一番避けなければならないことは、量販店やガソリンスタンドが薦める安価な汎用品を選ぶことです。どんなものにも「安かろう悪かろう」はつきもの、安物を使うと確実にエンジンの寿命を縮めることになります。また極端なオーバースペックのものも注意が必要です。粘度が高すぎて燃費が低下したり、パワーが落ちたり、最悪故障の原因につながる場合もあります。
シビアコンディションに注意!
文字通りシビア(過酷)な使用をしている場合、オイル交換のタイミングは特に注意が必要となります。
比較的フラットできちんと舗装された路面を法定速度を守って滑らかに走行するなら問題はありませんが、山間部や日常的に長時間渋滞を強いられたり、走行距離が極端に多い場合や加減速が激しい場合など、クルマにとって過酷なコンディションでは、オイル交換への意識は変えなければなりません。
オイル交換に限らず、あらゆるメンテナスを早めに実施することで、目に見えないリスクを回避することができます。
シビアコンディションの目安
30%以上を悪路走行が占める
雪道や砂利・でこぼこなど未舗装道路が多い
過走行気味である
月に1,500km、年間20,000kmは過走行
アップダウンが激しい道路が多い
ブレーキ使用頻度が30%を超える
短距離の繰り返し(多頻度)
7〜8km以下の走行を1日で何度も繰り返す
アイドリング時間が長い
1日あたり2時間程度のアイドリングが多い
低速域での走行頻度が高い
日常的に渋滞距離が30km程度ある
最適なオイル交換がクルマの寿命を伸ばす
エンジンだけじゃない!
いろんな場所のオイル交換が必要です。
エンジンオイル
エンジンは人間の身体に例えると心臓、そのエンジン内を循環しているエンジンオイルはいわば血液。長くより良い状態で使用するために、エンジンオイルのコンディションを常に良い状態で維持することが必要です。
エンジンオイルの主な役割は、エンジンを円滑に動かす潤滑作用、パワー維持に必要な気密性を保つための密封作用、燃焼などで発生するエンジン内部の熱を代謝してオーバーヒートを防ぐ、燃焼によって発生したエンジン内部の汚れを取り込み、エンジンをキレイに保つ清浄分散作用、エンジン内の水分や酸が原因で発生する サビや腐敗からエンジンを守る役割など多岐にわたります。
極端な言い方をすると、少々荒っぽい雑な扱いをしている車でも、エンジンオイルさえきちんと交換していれば快適さも寿命もある程度は保たれます。
オートマチックオイル
オートマチック(変速機)に使われるオイル(フルード)で、ATFやCVTFと呼ばれています。
これらが劣化すると変速がスムーズにいかず、燃費の悪化にもつながります。
パワステフルード
油圧式のパワーステアリング車に使用されています。
ステアリングギアボックス内の潤滑と、油圧作動油として使われ、劣化が進むと、異音の発生や操舵の違和感の原因になります。
またゴムホースの劣化などにより、漏れが生じる事が多く定期的な量点検が必要です。
ミッション・デフオイル
マニュアルミッションや、FR車・4WD車の車軸の真ん中にあるギヤボックス(デフ)に使うオイル。
極圧性の高い歯車同士の潤滑を行っており、劣化すると潤滑不良や、異音の発生につながります。
ブレーキオイル
ペダルの踏力をブレーキパッドに伝えるための油圧に使われます。
吸湿性があるため、水分混入による沸点低下や、ブレーキパッドの熱の影響により劣化が進み、ベーパーロック現象の原因にもなります。
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最適なオイル交換が
クルマの寿命を伸ばす